ツリーハウスとは、木の上に建てる小さな家のことです。
子どもの遊び場だけでなく、大人の趣味や癒しの空間としても注目されているツリーハウスですが、自分で作ることは可能でしょうか。
この記事では、ツリーハウスを作るために必要な手順と期間をご紹介します。
土地と樹木の選び方
まずは、ツリーハウスを建てる場所と樹木を決める必要があります。
自分の土地に適した木があれば良いですが、そうでなければ、ツリーハウス建設に許可が得られる土地を購入するか借りるかする必要があります。
土地を探すときは、以下のことに気をつけてください。
- 地域や自治体の規則や制限に従うこと
- 近隣住民や土地所有者とのトラブルを避けること
- 電気や水道などの生活インフラが利用可能か確かめること
- アクセスや駐車場などの利便性を考慮すること
次に、樹木を選びます。
ツリーハウスに適した樹木は、太くて丈夫な広葉樹のものがおすすめです。
例えば、クヌギ・コナラ・カエデなどが挙げられます。
針葉樹も使えますが、枝が少なくて直立しているため、一本ではなく複数本を組み合わせる必要があります。
樹木を選ぶときは、以下のことに気をつけてください。
- 樹齢や健康状態をチェックすること
- 樹種や成長速度に合わせてメンテナンスすること
- 樹木に直接穴を開けたり釘を打ったりしないこと
- 樹木に負荷をかけないようにゴムや板で保護すること
デザインと設計図の作成
土地と樹木が決まったら、ツリーハウスのデザインと設計図を作ります。
デザインは自分の好みや目的に合わせて自由に描いてみましょう。
写真や絵を参考にしても良いですし、オリジナルで考えても良いです。
デザインを描くときは、以下のことに気をつけてください。
- ツリーハウスのサイズや形
- デッキ・壁・屋根・窓などの素材や色
- 防水や防風などの対策
- 内装や家具などのアイテム
デザインが決まったら、設計図を作ります。
設計図は詳細に書く必要はありませんが、実際に造れるかどうかを確認するために必要です。
設計図を描くときは、以下のことに気をつけてください。
- 土台にする樹木を中心に描くこと
- どんな材料や工具を使うか記入すること
- 長さや高さなどの寸法を記入すること
- 変更点が出たら都度修正すること
材料と工具の準備
設計図ができたら、材料と工具を準備します。
材料は木材・ペンキ・釘・防水シートなどが必要です。
工具は電動丸ノコ・インパクトドライバー・ドリル・レベル・メジャーなどが必要です。
材料や工具はホームセンターやオンラインショップで購入できますが、以下のことに気をつけてください。
- 予算や品質に応じて選ぶこと
- カット済みやプレカット済みのものを利用すること
- 工具はレンタルしたり中古品を買ったりすること
- 材料や工具を運び入れる方法を考えること
デッキ・骨組み・壁・屋根・窓の作成
材料と工具が揃ったら、いよいよツリーハウスを作ります。
基本的な手順は以下の通りです。
- デッキを作る
樹木にゴムや板で保護した上でボルトで固定し、その上から板を張ってデッキを作る。 - 骨組みを作る
デッキから柱を立てて四角く囲み、「田」字型に組んだ木材で補強して骨組みを作る。 - 壁を作る
骨組みに板やパネルなどで壁面を張って壁を作る。 - 屋根を作る
骨組みから屋根桁(やねげた)という斜めに伸びる部分を出し、その上から板や防水シートなどで屋根面を張って屋根を作る。 - 窓を作る
壁面に窓枠(まどわく)用の穴を開けて窓枠(まどわく) を取り付け、その中にガラスやプラスチックなどで窓面(まどめん) を張って窓(まど) を作る。
ツリーハウス作りにかかる期間
ツリーハウス作りにかかる期間は、ツリーハウスのサイズや難易度、人数や時間帯などによって変わりますが、一般的には数週間から数ヶ月程度です。
ツリーハウス作りは楽しいですが、大変な作業でもあります。
安全に注意しながら、自分のペースで進めましょう。
まとめ
以上、ツリーハウスの作り方と期間について紹介しました。
ツリーハウスは自分の好きなようにカスタマイズできるので、オリジナリティあふれる空間を作ることができます。ぜひ挑戦してみてください。